
猫草はOKだけど、レタスやキャベツもいいのかな?

私は食べないけど、好きな子もいるわね

健康に問題がないのかちゃんと調べてからあげるようにしよう!
はじめに
我が家の猫3匹は全員猫草を食べます。
置いておくと永遠に食べ続けようとする&うまく食べられなくて土がボロボロこぼれるので私が切ってそれぞれに与えるスタイルです。
そんなに猫草が好きならレタスとかキャベツも好きだったりするのかしら?
食べさせてもよいのかしら??と調べてみたらどうやら量やあげ方に気を付ければ少量程度なら良さそうということがわかりました。
そのあたりをまとめてみようとおもいます。
猫がレタスやキャベツを食べても問題はない?
実際のところ猫は肉食動物なので本当は野菜を与える必要はありません。
ただ猫の中には、レタスやキャベツを食べる猫や好きで好物としている猫もいます。
キャベツやレタスに限らず白菜を食べる猫などもいるそうです。我が家で飼っている猫も3匹中1匹だけ実際にキャベツや白菜やレタスなど野菜を食べたがる子がいます。
花やハーブ、玉ねぎやネギ、にんにくなど絶対に猫にはあげてはいけない毒になるものもあるので、キャベツや白菜、レタスなどの野菜はどうなのかと調べてみましたが、適量であれば食べても問題がないようです。但し注意点も!
気を付けるべき点はあれども、キャベツなどの野菜は与え方次第では、猫の健康効果に役立つ可能性もあるそうです。逆に与え方を間違えると猫の健康を害することにもなりかねないということなのでやはり注意が必要ですね。
今回はキャベツについてまずは調べていきたいと思います。
猫がキャベツを食べるメリット
皮膚や毛並みが良くなり健康に
抗酸化作用があるビタミンCが豊富で、粘膜を強化するビタミンU、血液や骨の形成に必要なビタミンKやカルシウム、細胞の再生を助ける葉酸、抗がん作用があるといわれるイソチオシアネートなどが含まれています。その為、皮膚や毛並みや猫の健康にも良い影響があります。
便秘の予防に
食物繊維が含まれています。
その為、整腸作用が期待でき、便秘予防や便秘の改善に役立ちます。
猫草の代用に
猫が猫草を食べる理由の一つとして毛玉を吐き出すためと言われています。猫草の葉が胃の粘膜などを刺激することによって毛玉を吐き出していると考えられ、キャベツの葉を食べることによって猫草同様の効果を得られる可能性があります。
ダイエット効果
いつもの猫ごはんに加えてごはんの量をボリュームアップさせたり、いつものおやつからキャベツに変えることによって量を減らすことなく摂取カロリーを減らせます。
水分補給ができる
猫は積極的に水分を摂らない子が多いといわれています。正常な猫で体重1kgあたり50mlは摂取しているそうですが、 あまり水を飲んでいる様子がなければ餌やおやつなどで摂取できるように工夫する必要があります。
その際に茹でたキャベツなどを食べるようであれば水分摂取量を増やすことができます。
猫が食べても良いキャベツの適正な量は?
猫がキャベツを食べることによって健康維持にメリットがあることはわかったものの、ではどのくらい与えてもよいのか?が気になるところだと思います。
猫は肉食動物なので、キャベツなどの野菜を大量に摂取したとしても、うまく消化できるわけではないことを念頭におき、与える際の量には以下を参考に十分に気を付けましょう。
成猫3㎏前後の適量
1日3g程度
成猫4~5㎏前後の適量
1日5〜10g程度
成猫6㎏以上の適量
1日10g程度
子猫
与えることはNG
子猫はキャベツの繊維は消化不良や下痢の原因になるので与えないようにすることと、子猫以外にも胃腸の弱い猫などもNGです。
ちなみに1日の許容量としての目安は約113~約134g(1/7~1/6個程度)と言われているようですが、これは避妊・去勢済みの猫で1日の総摂取カロリー目安の1割として算出したものということなので、この量をあげてもよいというわけでもなく、あげたほうがよいわけではありません。
基本的には適量を参考に、少量ずつ様子を見ながら与えてみると良いでしょう。

猫にキャベツを与える際のおすすめな方法
適量を守るのはもちろんですが、与える時には消化しやすいようにする、ということも大事です。
茹でた状態で細かく切った状態で与えることをおすすめします。さらにキャベツの芯の部分は外し、葉の柔らかめの部分をあげるようにしてください。
手作りご飯やいつものフードのトッピング
手作りご飯の場合は、猫の好物である茹でたささみと、キャベツ同様に少量であれば摂取しても問題ないとされているレタスや茹でてすりつぶしたにんじんなどと一緒に茹でたキャベツを細かく切ったものを混ぜて与えましょう。いつもあげている市販のフードの場合はトッピングとしてのせてみてもよいと思います。
おやつの代わりにあげる
いつものおやつの代わりに茹でたキャベツを細かく切ったものを少量与えてみる。猫用かつお節などをかけて与えてみることもおすすめです。
猫にキャベツを食べさせる時の注意点
猫にキャベツを与える時は、与え方によっては猫の健康を害したりデメリットになってしまう可能性があります。食べさせる時の注意点も必ず確認した上であげるようにしましょう。
生のままNG 細かく刻んで与える!
生のままのほうが栄養は豊富ですが、固く繊維質で消化しづらいので消化不良や下痢になる可能性が高くなってしまいます。
更にキャベツには甲状腺に影響を与える物質が含まれているのと、尿路結石になる原因といわれているシュウ酸が含まれています。シュウ酸は水に溶けやすいため、茹でたり水にさらしてからあげるとよいと言われています。
逆に茹でるとビタミンCも水に溶けだしてしまう為少しでもビタミンCを残すことを考えると短時間の茹で時間にするか、水洗いの後に茹でるのではなく短めに蒸すなどもおすすめです。
茹でたり蒸したあともそのまま与えるのではなく、消化しやすいように千切りやみじん切りなどにして細かく刻んで与えるようにしましょう。
外側の葉や芯の部分を与えず中の葉の部分を与える
キャベツの外側の葉は農薬が残っている可能性があるといわれていて、芯の部分は土の中の農薬を吸い上げ濃く残っている可能性があります。農薬の影響が強く残っていそうな部分は与えないようにすること、そして水洗いをしっかりとしてから与えるようにしましょう。
適量以上に与えすぎない
健康に良い栄養があるといっても猫は肉食動物なので大量の野菜を消化することは難しい為、与えすぎると消化不良や下痢になってしまう可能性があります。
そして低カロリーでダイエット効果があるからといって与えすぎると痩せるどころか太る可能性もあるので、あくまでも適量の範囲内で与えるようにしましょう。
味付けをしない
人間がキャベツを食べる時には塩や醤油、マヨネーズ、ドレッシングなどで味つけをするとは思いますが猫には味付けをする必要はありません。むしろ味付けをしてしまうとその調味料が猫にとって害となるので使わないように気を付けましょう。
食物アレルギーに気をつける
キャベツのアレルギーは可能性としては低いですが、猫によってはアレルギーを起こす可能性も。
一番最初にあげる際には、ティースプーン1杯程度のキャベツのゆで汁、や細かく切った茹でキャベツを一つまみ程度で大丈夫かを確かめてからにしましょう。食べた後に、一定時間をおいて下痢や吐いたりするなど体調不良がないかを確認した上で、少しずつ量を増やすようにしてください。
まとめ
色々と書きましたが、無理してあげる必要はない、というのが結論ではないでしょうか。
猫は肉食動物なので植物をうまく消化できるわけではありません。
なので無理してあげずに、基本は猫の健康を考えて作られた総合栄養食をあげることが一番だと思います。
ただし猫のごはんを食べてくれない、好物で食べたがる、ダイエットさせたい…など事情がある場合には適量と注意点をよく守り与えるようにすると良いのではないかと思います。
ちなみに我が家の猫は1匹だけ食べたがる子がいるので、ほんの少しだけあげたりすることもありますがそれも月に1回あるかないかくらいの頻度です。
とにかく野菜によっては猫にとって毒なものもあるので、野菜についてはキャベツがOKならこれも…と安易に考えることなく基本的には食べさせないように、そして食べさせる場合は事前に調べて大丈夫とわかったものを、少量からあげてみる、というスタンスでいきましょう!