猫人気ランキング上位のマンチカンの特徴や値段、飼い方について

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ねっこ
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マンチカンって足が短い猫のことだよね?

猫女王
猫女王

マンチカンの中でも短足なのは約30%程度なのよ

ねっこ
ねっこ

えっ!?そうだったの??知らなかった…

先日ミヌエットについて調べてみましたが、ミヌエットはマンチカンとペルシャ猫の異種交配で誕生した猫種ということを知り、マンチカンについても調べてみようと思いました。

というのも猫の人気ランキング等見ていてもマンチカンは上位にいてSNSなどを見ていてもマンチカンの写真などをあげている人を良く見かけるのでどんな猫なのか知ってみようと思った次第。

なにせ私は猫は大好きだけど、断然保護猫・野良猫優先派かつ猫種も基本的に気にしたこともなければ詳しくないので猫が好きなら猫種についてもちゃんと知っておくべきだろうと思い猫種についてもそれぞれ知っていこうと思います。

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マンチカンってどんな猫?

Wikipediaで調べてみたところこう表記されていました↓

マンチカン (英語: Munchkin) は、北アメリカに起源を有する猫の一品種。マンチキンと呼ばれることもある。犬種のダックスフントやコーギーを思わせる全身 、短い脚を特徴とする 。この猫は、その特殊性から長年にわたり論争の的となってきた 。

ウィキペディア(Wikipedia)

ただし諸説あり、イギリス(1944年)やソビエト連邦(1956年)に見つかったとも言われていて、突然変異によってうまれた短足猫として記録が残っているとのこと。

私が認識していた通り、やはりマンチカンは短い足というのはやはり共通認識としてこのころからあるようですね。というかむしろそこが一番の特徴なのかな?とこの説明を見る限りでは思ってしまいますね。

マンチカンの身体的特徴とは?

胴長短足で丸顔、瞳も大きめで、丸みを帯びた耳の子が多いようです。

短足である、というのが一番わかりやすい特徴として認識されていますが実際に短足なのは全体の約30%。それ以外は少し足が短いかな?程度。

短足じゃないからマンチカンじゃない!というのは間違いということですね。

短足にも種類があって、短足の中でも一番足が長いのが「スタンダード」、次が「スーパーショート」、一番短足なのが「ラグハガー」と分類されています。

ちなみに体型は「セミフォーリン」に分類されています。

猫の体型は一般的に以下の6種類に分類されています↓

コビー

セミコビー

オリエンタル

フォーリン

セミフォーリン

ロング&サブスタンシャル

では「セミフォーリン」とはどんな体型のことをいうのかというと、

少し長めの身体に、しっかりとした骨格を持つ猫のことをいいます。

骨格だけでなく筋肉質で引き締まっている猫が多いようです。

アメリカンカールやオシキャット、ロシアンブルーやソマリなども「セミフォーリン」に分類されています。

マンチカンの成猫の場合、オスは3~4.5㎏、メスは2.3~3.6㎏前後程度。

5㎏を超えると肥満と言えるでしょう。

一般的な成猫の平均体重は3.6~4.5㎏なのでマンチカンには小柄な猫が多いようです。

小柄ですが太りやすいそうなので、運動や遊びの回数を増やしたりごはんの量を調整したりと気にかけてあげる必要がありそうです。

マンチカンの毛色

マンチカンは過去、多くの猫種と交配されてきたこともあり毛色や長さなどもバリエーションが豊富です。

レッド系、クリーム系、キャリコ、シルバー、カメオ、ブラック、ホワイト、ブルー等様々です。

クリーム色やレッド&ホワイト系が人気のようです。

マンチカンの性格は?

成猫のマンチカンは「お留守番上手」と言われたりすることがあるくらい、賢い子が多いようです。(だからと言って長時間の留守番ばかりさせて飼い猫のお世話やかまってあげることをしないというのはNGです!そういう方は飼っちゃダメ!!)

そして猫は甘えることがあまりないと思われがちですが、マンチカンは総じて甘えん坊な子が多く、臆病な性格でもあるようです。

大声で怒鳴ったりするのはもちろんNGですが、大きな声で話したり、大きな物音をたてたりすると恐怖を感じて懐いてくれなかったり、ストレスを感じてしまう子がいるので注意が必要です。

臆病ではあるものの好奇心旺盛で遊び好き。比較的どんなおもちゃでもノリノリで遊んでくれる子が多いようです。(安全性の高いおもちゃであそんであげてくださいね)

遊んだ後はたっぷりお昼寝もさせてあげましょう。マンチカンは他の猫よりも寝る時間が長めといわれていて成猫で1日15~16時間、子猫や年老いた猫の場合は20時間くらい寝るそうです。

※猫の平均的な睡眠時間は12時間~16時間と言われています。

マンチカンの寿命や病気

マンチカンの平均寿命は、11~13歳。

猫全体の平均寿命は15年ほどといわれているので、やや短めに思えますね。

とはいえマンチカンでも20歳まで生きた子もいるそうなので、ちゃんと20年面倒見れる体制を作ること、そして少しでも長く元気に生きてもらえるように体調管理をしてあげる必要があります。

注意しておきたい病気は以下にまとめておきます。

・椎間板ヘルニア

背骨の間でクッションの役目をしている脊椎間がつぶれ変更してしまった状態。

足を引きずったりびっこを引いたり、逆に全く動かなくなったり運動をしなくなった時には痛めている可能性があるので気が付いたら早めに病院で診てもらうようにしましょう。

・毛球症

マンチカンは長毛が多い為、毛繕いで飲み込んでしまった体毛が消化器管内に溜まってしまった状態をいいます。

食欲不振や、毛玉を吐くことができなくなったり、便秘になってしまうなどの症状があります。

そういったことを防ぐためにも、長毛のマンチカンは特にブラッシングやコーミングなどをマメにしてあげるようにしましょう。

短毛の場合は1日1回、長毛は朝晩1回ずつが理想的。

マンチカンのルーツ・歴史

マンチカンは、遺伝子の突然変異による自然発生の猫種といわれています。

短い足の猫の存在は、イギリスで1944年に初めて報告され、その後、旧ソビエトやアメリカでも同様に、短い足の猫の存在が報告されていました。

本格的に歴史に登場するのは1983年。アメリカ・ルイジアナ州のトラックの下で暮らしていた短い足の猫でした。ブラックベリーと名付けられ、彼女から生まれた仔猫の半分は短い足をもってたそうです。
この短い足の猫は様々な遺伝子上の研究がなされ、健康体であることがわかりました。また、足の長い猫と交配させた際、足の短い子猫が生まれたことによって、本格的にブリーダー達によってマンチカンの繁殖が始まりました。

1991年に開催されたキャットショーで初めてマンチカンが展示された当初は短い足による遺伝子疾患や免疫力の弱さを懸念する人たちと、足が短いという他の猫にはない、特徴的でかわいらしい容姿に惚れこんだ人たちとで大論争が起きたそうです。

キャットショーでの発表当初「単なる突然変異」と結論付けられてしまったマンチカン。しかしその後、短い足の猫が様々な土地で見つかったことから、その猫たちも交配に用いられるようになり、近親交配のリスクが低下したこともあって1995年、TICA(The International Cat Association※国際的な猫の血統登録団体)に新しい猫種として正式に公認され今に至ります。

マンチカンの名前の由来

名前の由来は「オズの魔法使い」に出てくる小柄なマンチカン人。

マンチカンの買い方と飼い方

マンチカンは飼いやすい猫種であるといえますが、以下のことは気にかけて飼うようにしましょう

動き回れる安全な環境を用意

マンチカンは好奇心旺盛なので、過ごすスペースはケガや事故が起きないように危険なものは片付けておくようにしましょう。そしてその安全スペース以外には勝手に行けないようにすることも大事です。

こまめなブラッシングと抜け毛対策

長毛のマンチカンは特にですが短毛の場合でも毎日ブラッシング・コーミングをしてあげるようにしましょう。

肥満に注意

太りやすい猫種であり、更に足が短いマンチカンの場合は、太ってしまうと腰に負担がかかってしまう可能性があります。太りすぎないよう体重管理も必要です。

マンチカンの買い方

ペットショップやブリーダーさんからが主になります。

マンチカンの値段

マンチカンの値段は、相場としては大体4~45万円前後と言われています。

但しペットショップからなのか、ブリーダーから迎え入れるのかによっても変わり、更に月齢やオス、メス、毛色などによって価格は異なり値段の差も結構あるそうです。

足が短い子ばかりではないとお伝えしましたが、やはりマンチカンといえば「短足」というイメージが強い為「短足」で月齢が若い子猫が人気があり、それに伴い若いほうが高い値段になってしまいます。

血統書の有無や、健康状態、世間の相場価格や人気度によっても価格は変動しています。

そしてマンチカンに限らず、猫を飼う為には購入費用だけでなく、迎え入れるためのトイレ用品やフードボウルや水飲みボウルなどの日用品、ベッドやケージなどの準備費用、日々の餌代、ワクチン接種代、去勢や避妊の手術代、病気になったらその医療費ももちろんかかるのでそのあたりもきちんとわかった上で飼うようにしましょう。

マンチカンとミヌエットの違い

マンチカンとミヌエットは、パッと見た感じは足が短めな印象で可愛らしい顔をしているので、似て見えます。違いについて調べてみました。

ちなみにミヌエットについて興味があるかたはこちらもどうぞ↓

最近よく聞くミヌエットって?特徴や飼い方など | ねっこ王国 (nekkonote.blog)

歴史と成り立ちの違い

マンチカンの歴史は古く1940年代にイギリスで発見され、その後もアメリカやロシアなど世界各地で発見されていて自然発生した猫種。

ミヌエットはマンチカンとペルシャの掛け合わせで1990年代に人為的に誕生した新しい猫種。

特徴と性格の違い

〇被毛はミヌエットのほうがマンチカンよりもふわふわと柔らかい

〇耳はマンチカンよりもミヌエットのほうがやや離れ気味

〇マンチカンよりもミヌエットの方が耳の先端は丸みを帯びている

性格はどちらも好奇心旺盛なところが似ていますが、ミヌエットの方がより甘えん坊で活発な子が多いようです。

とはいえ猫によって見た目も性格も違うのであくまでも参考程度に考えておいてください。

最後に

マンチカンについて調べてまとめてみました。

ミヌエットで調べて知った時と同様、マンチカンも短足と限らず長毛とも限らないということがわかりました。

飼い易い猫種のようですが、個人的にはできれば猫種にこだわることなく、ぜひともむしろ雑種猫や保護猫を優先的に飼って欲しいなと願います。

あとは保護猫などでも悪徳ブリーダーに捨てられたマンチカン猫や、無責任な飼い主に捨てられてしまったマンチカン猫などもいるのでどうしてもマンチカンがいい!という場合でもぜひ保護猫などご検討いただければと思います!

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